古いアパルトマンのネズミ事情 素敵な事ばかりではないパリ生活
我が家には、僕がコレクションをしている沢山のぬいぐるみがあります。重量的には大したことが無いのですが、問題となるのがレコード。数えていませんが、多分3000枚くらいはありそうです。17世紀に建てられたアパートなので、こ […]
【今月のセリフ】Le vent se lève, il faut tenter de vivre.「風が吹いた。生きようと試みるべきだ。」
Les traducteurs「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」 2回見ても楽しめる作品。そして、一人静かに泣ける作品。インターネットを利用した近代的な犯行、頭脳系の映画だが、最後は人間の愛というところで心を揺さぶ […]
機内食の不味さすら恋しくなる今
コロナ第7波の話が出ているなか、国際的な事情で燃料費が上がり、飛行機に乗ることはとんでもない贅沢になっている。最近はいつ日本が再び観光客を受け入れるだろうという疑問より、フランスから離れた国に行くのは夢のまた夢になるの […]
アモルの接吻で蘇るプシュケ
アントニオ・カノーヴァ 背後からの光に照らされ黄金色に輝く美しく甘美な彫刻。透き通るような肌。ルーヴル美術館、ドゥノン翼、ミケランジェロギャラリーの片隅。多くの人々が行き交う中、二人だけの愛の世界に浸っています。 2 […]
マスタードと鴨肉が品薄に パリのスーパーマーケットも節電スタート
7月半ばにパリに戻り、真っ先に向かうのが近所のスーパーマーケット。朝開店したばかりの時分でしたが、点いているライトが半減し、急に暗くなりました。以来、全てのライトが点くことはありません。とうとう節電が始まったようです。 […]
【今月のセリフ】C’est lui qui avait raison,devouloir être cequ’il était.
「お前が正しかった、人は自由だ。」(映画『天国でまた会おう』より) なぜフレーズの訳が「彼(lui)」でなく、「お前(toi)」なのかは、ぜひ映画を見てみて下さいね。僕の教室では、フランス映画を教材とした「映画クラス」 […]
レオナルド・ダ・ヴィンチの死
ドミニク・アングル / プティパレ美術館 今にも息をひきとりそうな老人と彼を愛おしそうに抱く男性。彼らは一体誰?そしてどういう関係なのでしょう?実は、この二人の出会いなくして、フランスにおけるルネッサンスも、ルーブル美 […]
ツーリストでごった返す夏のパリ ヨーロッパ旅行のすすめ
コロナ禍スタートから1年くらいは、日仏の往復に躊躇していた僕。でも昨年から徐々に往復を再開し、今年は中盤から日本政府の入国制限が緩和される方向にあり、行き来が加速し始めました。夏から秋にかけてあと3往復はするつもりです […]
【今月のセリフ】Lessouvenirs,cʼestcommelespoiscaillesçavitcachéaufonddelʼeau
記憶は魚と同じ深みに隠れる 僕が見てきたフランス映画の中でも、一味違う作品。最初は「なんだこの映画?!」と思いましたが、チャーミングだけど何だか変な双子の叔母さん、両親の隠された死の真実など、気になる「しかけ」がたくさ […]
【今月のセリフ】Tu n'es pas seule.
「君は一人じゃない」 ベルエポックのパリの風景や、次々と登場するフランスの著名人との出会いを楽しめるエンターテインメント。また、差別、貧困、侵略、支配など、大人の心に刺さるような社会問題を扱っている作品でもある。年齢、 […]
他愛主義ほど怪しまれるものがない説
人それぞれだとはいえ、我々人間は基本的に勝手な生き物である。交換レートと関係なく自分の懐に1ユーロも入らない限り行動を起こさない傾向は誰にでもある。所詮ノーギャラで動けるのは金持ちの特権で、響きの良い慈善パーティーだっ […]